ドイツのPOST Tube Siemens Ed 初期
今日はクリスマスイブ、里山ではあまりクリスマスに関心が持たれないのですが、お祭りということで
Siemens のEdを出してきました。
このEd は、Siemens のEdとしては最初期のものと思われるものです。一般的に知られている旧型ST管の
Edは、管頂が尖った独特のスタイルが特徴ですが、このEdはそれと異なり、通常スタイルのST管です。
ただし、Edにはナス型のものもあるという噂がありますので、もしナス管が作られていれば、そちらが最初期
のものとなります。
また、このEd は通常のPOST7ピンベースではなく、AD1と同じサイドコンタクトベースになっています。
おそらく、私の手元に来るまでに交換されたものと思われますが、ドイツではベース違いの真空管を作る
ケースも稀にありますので、もしかしたら最初からのものかもしれません。
元箱は当時のオリジナルです。
同社の戦後のドーム型Edも大変美しい真空管ですが、この時期のEdも精密で美しい作りとなっています。
プレートには大型のフィンが取り付けられ、フィラメントも内部でパラに接続されています。