2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その47

今日も引き続き、カップリングコンデンサーの検討です。 今日は、日本のフィルコンデンサーが幾つか見つかりましたので何時も使用しているSizukiのフィルム コンデンサーを含めて試してみました。 まず最初は、いつも標準として使用しているSizukiのフィルム…

Telefunken RE604 初期型 最終形態

Telefunken RE604 初期型 最終形態 今日、ご紹介するのはTelefunken RE604 の初期型の最終形態にあたるタイプです。 製造は、1930年代の後期頃までと思われます。この最終形態までが最大プレート電圧200Vの規格となります。 このタイプの特徴ですが、グロー…

もち米の刈り取り

今日は、もち米の刈り取りです。 もち米は、ほとんどがお正月のお餅用。 そのため、今は僅かしか作っていません。 収穫量が少ないので、今の大型の機械では乾燥などが出来ないため 昔ながらの天日干しで乾燥させます。 作業は、大変ですがこれを見ると秋が来…

フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その46

今日も引き続きカップリングコンデンサーの検討です。 まず今日最初は、アメリカSPRAGUEの HYRELオイルコンデンサーです。 容量は0.22uF/300Vです。 アメリカ製のオイルコンデンサーを聴くのは久しぶりですので、楽しみだったのですが、出てくる音は 古いラ…

Telefunken RE604 初期型1930年製

Telefunken RE604 初期型1930年製 前回に続き、ドイツを代表する民生用出力管Telefunken RE604です。 前回は1920年代のRE604をご紹介しましたが、今回は1930年に製造されたものをご紹介します。 ヨーロッパの真空管は、年を負う毎に少しずつ改良が加えられて…

フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その45

しばらく稲刈りに追われて、出力バッファー付きラインアンプの検討が出来ませんでしたが、 稲刈りも一段落しましたので、検討を再開したいと思います。 最初は軽いところで、カスコード回路と出力バッファーを繋ぐカップリングコンデンサーの検討から はじめ…

Telefunken RE604 最初期型

Telefunken RE604 最初期型 戦前から戦後にかけてドイツを代表する民生用出力管RE604です。 RE604は、一部、Klangfilmのシネマ用パワーアンプにも採用されていましたので、当時、かなり信頼性 の高い真空管であったことが伺えます。 RE604はバリューム昇華型…

丸尾再音研究所製フルレンジスピーカーについて

今日は、台風の影響もあって朝から雨模様、稲刈りも一段落つきましたので、 丸尾再音研究所のフルレンジスピーカーについて少し調べてみました。 古い無線と実験誌を1983年頃から探してみると、7月号に同社の広告が載っていました。 「日本人と和紙」という…

稲刈り、一時終了

明後日には、台風13号がこの地方に接近するということなので、 雨の間を縫って、なんとか、うるち米の稲刈りを終わらせました。 途中から半ば強引に稲刈りを進めましたので、その分、後半は収穫量が落ちてしまいました。 出足が良かったので期待したのですが…

丸尾再音研究所 US-6080FK 25cm渋紙フルレンジスピーカー

丸尾再音研究所 US-6080FK 25cm渋紙フルレンジスピーカー 先日、昔々購入した部品を探しに押入れを探索していましたら、日本製の珍しいフルレンジユニットが 4本出てきました。 出てきたユニットは、丸尾再音研究所 US-6080FK という25cmフルレンジスピーカ…

稲刈り、真っ最中

天気予報によると、来週から天候が崩れるというので、 只今、急ピッチで稲刈りをしています。 まだ、穂が青いところもありますが、雨で稲が倒れてしまっては、 おしまいです。 それに、今の品種はコンバインでの収穫に合わせて、青刈りのほうが 味が良いとか…

稲刈りの始まり。

予定より数日早いですが、今日から稲刈りです。 このところの晴天で、米の実り具合が一気に進みました。 それでも、山間にある田んぼは、まだ穂が青いので全てを収穫できるのは まだまだ先です。 でも、今日はとてもしんどかった~。 9月というのに、気温は3…

フォノイコライザーアンプの設計と製作 その2

久しぶりになりましたが、フォノイコライザーアンプの設計と製作の続きです。 LCRフォノイコライザーの回路構成ですが、基本的には最もシンプルな、入力段―LCRイコライザー素子― 出力段の増幅二段+イコライザーの構成をとります。 そして、まず入力段ですが…

稲刈りも間近。

この三週間ほどで、稲穂が黄金色に色づきました。 今年の米作りは色々ありましたが、あっという間に過ぎてしまいました。 一番大変だったのは、今年初めてイノシシよけの電気柵を設置したこと、 電気柵のワイヤーに草が触れないように、猛暑の中草刈ばかりす…

Klangfilm KL42006 励磁型 30cmフルレンジスピーカー

Klangfilm KL42006 励磁型30cmフルレンジスピーカー Klangfilmは、戦前からドイツの劇場用機材を手掛けているメーカーですが、当時は国営的な要素が 強かった企業で、製品の開発はSiemensやTelefunkenが大きく関わっていました。 Klangfilmの真空管は、全て…

ドイツのPOST Tube Siemens Cd

今回ご紹介するのは、Siemens Cd です。 このCd という真空管は、製造数が少なかったようで、現在ではほとんど見かけることがありません。 Ca と同じCシリーズながら規格自体はかなり異なっていますので、まったく別物と言えるかもしれません。 製造は、元箱…

フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その44

引き続き出力バッファー段の検討ですが、こちらも、そろそろ大詰めです。 バッファー回路の最大入力電圧について検討してみましたが、数ボルトのアップはできますが、 大幅な入力電圧の増加は難しいようです。電源電圧、プレート電流を増やせば幾らか増やせ…

フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その43

引き続き出力バッファー段の検討です。 先日お話しましたように、ボリュームが最後尾に移ったことにより、カスコード回路で増幅された 大振幅の信号が直接バッファー回路に入ってしまいますので、バッファー回路の最大入力電圧を 再度確認しておく必要がでて…