丸尾再音研究所 US-6080FK 25cm渋紙フルレンジスピーカー
先日、昔々購入した部品を探しに押入れを探索していましたら、日本製の珍しいフルレンジユニットが
4本出てきました。
出てきたユニットは、丸尾再音研究所 US-6080FK という25cmフルレンジスピーカーで、確か当時
70歳位だったおじいさんが手作りで作られたユニットです。コーン紙とサスペンションに渋紙を採用
し、エッジはセーム皮です。このユニットの他にも幾つかのバリエーションがあったと思いましたが、
忘れてしまいました。（資料が見つからなかったので、今のところ詳細は不明。資料が見つかりまし
たらお知らせします）当時は、結構話題になったユニットですが、体調を崩されて製作されなくなって
しまったのが残念です。
出てきたユニットを確認しましたら、2本は使用した形跡がありましたが残りの2本は全くの未使用品、
当時を思い出してみると、確か、最初に2本を購入して、後に2本を予備のために追加購入したので
した。その為、2本は購入時のまま使わずに押入れに眠っていたようです。
20年近く前のことですから、未熟な私の使い方が悪かったのか、購入後、直ぐに1個のボイスコイルが
切れてしまいました。音は、それまで使用していたコーラルのベータ10より素直で良い音だった覚え
があります。直ぐに修理に出したのですが、体調が思わしくないと言うことで一年近く待ったように
思います。それで、予備として2本を追加購入したのですが、直ってきたユニットも直ぐにボイスコイル
が切れてしまい、そのまま使わなくなってしまったのです。
久しぶりに、音を聴いてみようと動作確認をしましたら、ボイスコイルがタッチしているようでコーン
紙を動かすとガサガサとノイズが出ます。それでは、未使用のものを使ってみるか！と開封しましたら、
こちらは、完全にボイスコイルが固着してしまっています。
密閉されていたのが良くなかったのでしょうか？
残念ながら、音出しは見送りです。
時間が出来たら修理をして、復活させたいと思います。
