Telefunken RE604 初期型 最終形態

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Telefunken RE604 初期型 最終形態

今日、ご紹介するのはTelefunken RE604 の初期型の最終形態にあたるタイプです。
製造は、1930年代の後期頃までと思われます。この最終形態までが最大プレート電圧200Vの規格となります。


このタイプの特徴ですが、グローブの形状は変わっていませんがベースが太ベースから一回り細いベース
に変っています。ベースのピンは、まだ割ピンが採用されていますが、これまでが無垢の真鍮だったのに
対してメッキが施されるようになりました。

また、内部構造ではプレートに付けられた補強リブがX字型に強化されています。プレートの形状はこれまで
と同じ角のない楕円型です。管頂にあるテレフンケンロゴは、まだ古い形態です。

このタイプになりますと、一般的に見られますRE604のナス管と外見上は、ほぼ同じとなります。
しかし、最大プレート電圧は200Vとなりますので、使用するときは注意が必要です。


RE604初期型の規格
Ef=3.8V~4V
If=0.65A
Ep=200Vmax
Wp=12Wmax
Rp=1.0KΩ
μ=3.5