Telefunken KC1(B4ベース)

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Telefunken KC1(B4ベース)

今日ご紹介するのは、Telefunekn の2V三極管KC1です。
このKシリーズは、主にカーラジオなどに搭載することを目的にした真空管で、当時のREシリーズ
(RE074、RE084など)の真空管と比較すると一回り小型に作られています。
当時はKC1-KC3-KDD1のラインナップでカーラジオに使用されていました。

写真のKC1は初期のもので、管壁がゲッターによって覆われ内部がほとんど見えませんが、古典管時代
を引き継いだ水平プレートが採用されています。後に通常の垂直プレートのKC1に代わります。

Kシリーズは、その使用目的から振動などで抜けることのないサイドコンタクトベースが基本ですが、
KC1には、例外的にB4(UF4)ベースのものも作られました。
このB4ベースのKC1は、主にRE052などの旧型管の代用に使われたようです。



KC1の規格
Ef=1.7~2V
If=0.065A
Ep=135V
Rp=40kΩ
μ=25