Sachsenwerk 13cmユニット同軸化計画

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Sachsenwerkの13cmツイーターは、センターダンパーを持ちながら、13cmという口径によってかなり低い
周波数までカバーできる優れたツイーターです。 前々から、このツイーターを生かしたシステムを製作
したいと考えていたのですが、他のドイツ製フルレンジスピーカーより能率が若干低く、このツイーター
を生かした使い方を見つけることができずにいました。


また一方、ドイツには優れた同軸ユニットが幾つかあります。その中でもSchulz(ショルツ)のO17a(TH
315)モニタースピーカーは、とてもユニークな構造で最初に見たときには、いったいどのようにして音
が出るのだろう?と首を傾げたくなるような摩訶不思議なユニットです。

このショルツのユニットは、一部の放送局や録音現場で使用されていたもので、製造数残存数ともに少な
く、実際に音を聴くことはまず叶いません。


そして、ある時、以前に製作したフィールドコイル型30cmウーハーを眺めていて、一つの構想が浮かびま
した。Sachsenwerkのツイーターを使って同軸ユニットを作ったら面白いかも。

そこで、試しに30cmウーハーのコーン紙内にツイーターを収めてみましたら、ちょうどピッタリ収まるで
はありませんか。 これは行けそうです。
問題は、ツイーターをどう固定するかですが、これはシュルツやシーメンスのユニットからヒントをもら
いパンチングメタルを使う方法を思いつきました。強度がちょっと心配ですが、まずは実験です。


農作業の合い間を使って、アルミのパンチングメタルをカットして、ツイーター用の取り付け穴をあけま
す。ツイーター用の円形は、パンチングメタルが思ったより柔らかいので、力を入れすぎると曲がってし
まいそうです。慎重に鋸とヤスリで少しずつ円形を抜きました。

ツイーターを取り付けるとこんな感じになります。