RE604 ST管の音を聴く その6
まずは、出力管用のハムバランサー及びバイアス抵抗ですが、バイアス抵抗をメタルグラッド抵抗に
変更しました。今までは3W抵抗を使用していましたがRE604はそこそこ電流が流れますので、ここは
少し余裕を持たせることにしました。また、ハムバランサーに使用しているボリュームに、錆が出て
いましたので、ついでにハムバランサー部も解体して錆を落とし、再度組み立てました。
次に電源部分も全て配線を外し、一端、部品を外し綺麗に汚れを落とした後に再度組み立てました。
同時に、端子部分に残った余分な半田も綺麗に取り除き、配線をし直しました。
電源トランスは、当初、変更せずにそのまま流用するつもりでしたが、二つのアンプの電源トランス
で電圧に違いがあることが判明しましたので、結局新しく電源トランスを製作しました。
また、配線材も痛んでいるものは全て取り替えましたので、もう改修作業とはいえなくなりました。
ほとんど新規に製作しているのと変わりません。解体と掃除のことを考えれば最初から作った方が
楽だったかもしれません。
いずれにしても、段々綺麗になって行くアンプを見ているのは、気分が良いものです。
ここまで来れば、後もう一息で一台が完成です。
