MQ80 TV7で真空管の健康診断

今日は、午前中から強い雨。こんな日は、野良仕事ができませんので、先日のLUX MQ80の続き。チューブテスターTV7D/Uを使って、真空管の健康診断です。
 
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MQ80に使用されている真空管は、EF86/6267ECC85/AQ812BH76336Aです。6336Aは、消費電力が大きくTV7ではチェックできませんが、他の真空管は全て診断できます。
 
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診断の結果、EF86/6267 2本、ECC85/AQ8 2本、12BH7 2本、全て合格。EF862本は、かなりゲッターが小さくなっていましたので、問題ありかも、と思っていたのですが、まだまだ元気です。これらは全て日本製の真空管、この時代の真空管は優秀ですね。
 
でもこうなると、何処で問題が起きたのでしょう? カップリングコンデンサーの絶縁破壊ならば、12BH7に影響が出ていてもおかしくないのですが。
 
考えていても仕方ないので、6336Aの確認へ行ってみましょうか。まずは、6336A以外の全ての真空管を挿入して、6336Aのプレート電圧、バイアス電圧を確認します。
 
プレート電圧、バイアス電圧、特に問題なく電圧が出ています。安全のためバイアス電圧を少々高めに設定して6336Aの動作確認をしてみます。
 
一本の6336Aの片側ユニットが、全く電流流れていません。もう一本も、少しエミッションが低いような感じです。何で方ユニットだけ、エミ減が起きているんでしょう? 何かの理由で過電流が流れていたのでしょうか?
この段階では、よく解りません。
 
コンデンサーを交換しながら、色々探ってみることにします。