フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その31
引き続き、セルフバイアスに改造したBaカスコードですが、カスコード回路上側管ECC88の耐圧に
もう少し余裕が欲しかったので、一部修正を加えました。
これで、ひとまず動作上気になる点がなくなりましたので、この状態で音出しをしてみます。
フィクスバイアスのBa-ECC88ラインアンプでは、クリアーで切れの良い音でしたので、少しでも
それに近い音が出れば嬉しいのですが、セルフバイアスのバイパスコンデンサーに電解コンデサー
を使用していますので、その点が気がかりです。
これが一番楽しみな時間ですが、色々なジャンルの音楽を一通り聴いてみました。
エージングも何もしていませんでしたので、音が馴染むまでに少し時間が必要でしたが、フィクス
バイアスとは明かに違うものを持っています。
フィクスバイアスよりも厚くゆったりした音をベースに良く歌います。反面、フィクスバイアスでの
特徴であった、どこまでも抜けて行く抜けの良さは影を潜めました。音が最後まで伸びきる前に消える
ような感じです。これは、当初より気になっておりました電解コンデンサーの高域特性が影響している
と思われます。この変は、コンデンサーの銘柄などでも変わるところですので、まだまだ検討する必要
があります。因みに使用しているコンデンサーはエルナのシルミックコンデンサー47uF/50Vです。
セルバイアスは、フィクスバイアスとはまた異なった音を聴かせてくれましたが、当初の予測より好感
が持てるものでしたので、この先、セルフバイアスにも期待が持てます。
このセルバイアスタイプは、この後、バッファー段を追加する実験も予定していますので、どこまで
変化するか楽しみです。
もう少し余裕が欲しかったので、一部修正を加えました。
これで、ひとまず動作上気になる点がなくなりましたので、この状態で音出しをしてみます。
フィクスバイアスのBa-ECC88ラインアンプでは、クリアーで切れの良い音でしたので、少しでも
それに近い音が出れば嬉しいのですが、セルフバイアスのバイパスコンデンサーに電解コンデサー
を使用していますので、その点が気がかりです。
これが一番楽しみな時間ですが、色々なジャンルの音楽を一通り聴いてみました。
エージングも何もしていませんでしたので、音が馴染むまでに少し時間が必要でしたが、フィクス
バイアスとは明かに違うものを持っています。
フィクスバイアスよりも厚くゆったりした音をベースに良く歌います。反面、フィクスバイアスでの
特徴であった、どこまでも抜けて行く抜けの良さは影を潜めました。音が最後まで伸びきる前に消える
ような感じです。これは、当初より気になっておりました電解コンデンサーの高域特性が影響している
と思われます。この変は、コンデンサーの銘柄などでも変わるところですので、まだまだ検討する必要
があります。因みに使用しているコンデンサーはエルナのシルミックコンデンサー47uF/50Vです。
セルバイアスは、フィクスバイアスとはまた異なった音を聴かせてくれましたが、当初の予測より好感
が持てるものでしたので、この先、セルフバイアスにも期待が持てます。
このセルバイアスタイプは、この後、バッファー段を追加する実験も予定していますので、どこまで
変化するか楽しみです。