新しいプリアンプの設計

新しい年を迎えましたので、新しいプリアンプの設計を始めることにしました。

昨年までは、カスコード回路を主な設計課題としてプリアンプの設計と製作を繰り返しましたが、
今年はドイツ古典管を利用したSRPP回路を検討してみたいと思います。

古典管を利用したSRPP回路については、カスコード回路の検討最中に合間を見ては実験をしていた
のですが、今回、本格的に製作することにしました。

SRPP回路は、カスコード回路に比べて増幅回路としての利点(ある程度の増幅度があり、出力イン
ピーダンスが低い)が多く、プリアンプに採用した場合、シンプルで高性能なアンプができる筈です。

ただ、個人的にSRPP回路には、いまいち音質的に惹かれるものがなく、今まで積極的に採用する
ことがなかったのですが、それはあくまでMT管を利用した回路でのことでしたので、古典管を取り
入れた場合にどのような結果になるのか、大いに興味深いところです。