RE604 ST管の音を聴く その5
今までは、ソケットをベーク板に取り付け、そのままシャシーにベタ付けとしていましたが、
そのままでは、下から上へ空気が抜けません。ベーク板に放熱用の穴をかけても良いのですが
強度が心配ですので、今回はシャシーとベーク板の間に5mm程度のスペースを設けることで、
対処します。ベタ付けより幾分かは良いでしょう。
ついでに、切り出したままの状態だったベーク板にもヤスリを入れて、形を整えました。
少し手間をかけることで、ずいぶん見栄えが良くなってきました。
ドライバー管用のPost5ピンソケットは、数年前に新品を載せ変えたものですが、こちらも汚れが
出ていましたので同様に汚れを落とし取り付けしなおしました。
このソケットは、近年、中国あたりで再生産されたものらしく、そのままですと接点の具合が余り
良くありません。無用なトラブルを避けるために、接点を掃除すると共に、ピンに接触する金具部分
も形を整え加締めておきました。
意外とソケットの接触不良によるトラブルは多いですから、最善を尽くておきます。
次は、出力管のハムバランサー周辺の改修と、バイアス抵抗の変更をする予定です。