TE-KA-DE RE604 太ST管 その2

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TE-KA-DE RE604 太ST管 その2

昨日に続き今日ご紹介するRE604 は、TE-KA-DE が製造したRE604 です。

以前、Telefunken の工場で製造されたTE-KA-DE RE604 を紹介しましたが、こちらは、TE-KA-DEの
工場で製造されたRE604です。

ただ、グローブの何処にもTE-KA-DEの印字はありません。トップにRE604とあるだけですが、随所に
TE-KA-DE が製造した2.5C10、2.5C9と共通点が見られますので、TE-KA-DE の製造と分かります。

外観やプレートは、Telefunken と全く同じですから遠目から見る分には同じですが、内部構造を
よく見るとその違いが分かります。

Telefunken では、フィラメントを釣る為のガラス棒をステムから立ち上げた一本の金属棒で支えて
いましたが、TE-KA-DE では、プレートに2枚のフィンを付け、そこから立てた金属棒でガラス棒を
支えています。
プレートに付けられたフィンはプレートの冷却効果も得られますし、何よりフィラメントを釣る為の
ガラス棒をしっかり固定できます。

また、フィラメントはTelefunken 三点釣りと異なり2点釣りと一往復少なくなっていますが、釣り
方に一工夫がされています。
Telefunken は薄い板状の金具を180度曲げてフィラメントにテンションをかけていますが、こちらは
丸棒をスプリング状にして、フィラメントにテンションをかけています。

全体的な印象として、繊細なTelefunkne に対して、堅固なTE-KA-DE といった感じです。