PX4 後期ドーム型の音を聴く

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PX4 後期ドーム型の音を聴く 

暫くの間、稲刈り作業に追われてPX4の記事が、更新できずにいましたが、それでも、少しずつ
作業を進め、2台目の方も変更作業が終わりました。

それに加え、電源トランスに少しバイブレーションがあり、無音時に気になっていましたので、
この機会に、友人のD氏にお願いして電源トランスを再度巻き直してもらいました。



さて、これで、PX4をステレオで試聴する為のアンプがそろいましたので、雨の今日、音出しを
してみました。

真空管の組み合わせは、整流管にTelefunekn RGN1064、ドライバー管はSiemens Aa です。


・・・・・。


ドライですね。 
決して悪い意味ではありませんが、まだ、どこかぎこちないですね。
音楽を楽しく奏でると言うところまでは、来ていないように感じます。

せっかくの機会です。これがPX4の実力とは到底思えませんし、もう少しPX4の可能性を
追いかけてみることにします。


そこで、整流管をRGN1064からRGN2004(板プレート)へグレードアップさせて見ました。
この変更で、プレート電圧も僅かですが上がりますので、余裕も出てくるかもしれません。

(このときの実測値は、プレート電圧260V前後(実行値225V前後)プレート電流35mA前後でした。
電源トランスを巻き直した関係で、当初より+B電圧が僅かですが下がっているためです)


・・・・・。


変わりますね。
いままでが嘘のように、スムーズにのびのびと歌い出します。
整流管を変更すれば、音が変わるのは当然ですが、これだけ変化するのも珍しいと思います。

きっと、PX4は周りを盛り上げてやれば、盛り上げただけ効果を出してくれる出力管なのでしょう。
これも一つのキャラクターなんですね。
面白いです。

もう少し遊びたくなりなりました。