Körting 20cm フルレンジスピーカー (TIGGESマグネット)
Körting(ケルティング)20cm フルレンジスピーカー(TIGGESマグネット)
ドイツのフルレンジスピーカーの中でも、かなりマニアックな存在がKörtingのスピーカーです。
Körting社は戦前からラジオを製作し、後にはシネマシステムまで手がけたドイツのメーカーです。
Siemens やTelefunen に隠れ、日本では余り知られていませんが、その技術は両者を凌駕するもの
があったと言われています。ただ残念なことは、Körting社は戦争などの動乱によって衰退してしまい
ほとんど製品が残っていないことです。
今日ご紹介するKörtingのフルレンジスピーカーは、1950年ごろのもので、当時のKörtingラジオに搭載
されていたものです。
特徴は、おそらく背圧をスムーズ逃がすためと思われますが、その独特なフレーム構造にあります。
(私の友人はこのスピーカーを始めて見たとき、何てかっこ悪いスピーカーだ、と思ったそうです)
またコーン紙は、一見、何の変哲もないように見えますが、良く見ると当時のSiemens やTelefunken
に採用されているものとは、明らかに異なります。
ドイツのヴィンテージスピーカーにあって、ケルティングはかなり異色です。
さて、その音ですが、30cmの傑作ユニットL3060PBから切り替えても、何の遜色もありません。
むしろ音楽の密度は、こちらの方が上と思えます。
さすがに能率はL3060PBに劣りますが、スピード感、クオリティー、共に文句のつけようがありません。
いったいどんな技術が投じられているのでしょうか?
分解して研究してみたいものですが、このユニットを搭載したラジオは、製造数がもともと少数で、残存
しているユニットは僅かしかないということです。そんなユニットを壊す訳にも行きません。
以前、このユニットを希少な文化遺産といわれた人が見えましたが、確かにそうかもしれません。
ドイツのフルレンジスピーカーの中でも、かなりマニアックな存在がKörtingのスピーカーです。
Körting社は戦前からラジオを製作し、後にはシネマシステムまで手がけたドイツのメーカーです。
Siemens やTelefunen に隠れ、日本では余り知られていませんが、その技術は両者を凌駕するもの
があったと言われています。ただ残念なことは、Körting社は戦争などの動乱によって衰退してしまい
ほとんど製品が残っていないことです。
今日ご紹介するKörtingのフルレンジスピーカーは、1950年ごろのもので、当時のKörtingラジオに搭載
されていたものです。
特徴は、おそらく背圧をスムーズ逃がすためと思われますが、その独特なフレーム構造にあります。
(私の友人はこのスピーカーを始めて見たとき、何てかっこ悪いスピーカーだ、と思ったそうです)
またコーン紙は、一見、何の変哲もないように見えますが、良く見ると当時のSiemens やTelefunken
に採用されているものとは、明らかに異なります。
ドイツのヴィンテージスピーカーにあって、ケルティングはかなり異色です。
さて、その音ですが、30cmの傑作ユニットL3060PBから切り替えても、何の遜色もありません。
むしろ音楽の密度は、こちらの方が上と思えます。
さすがに能率はL3060PBに劣りますが、スピード感、クオリティー、共に文句のつけようがありません。
いったいどんな技術が投じられているのでしょうか?
分解して研究してみたいものですが、このユニットを搭載したラジオは、製造数がもともと少数で、残存
しているユニットは僅かしかないということです。そんなユニットを壊す訳にも行きません。
以前、このユニットを希少な文化遺産といわれた人が見えましたが、確かにそうかもしれません。