Grundig 21cmフルレンジスピーカー(Bonn社NT4型アルニコマグネット)

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今日も、一日、寒い日でした。昼間から小雪が舞い、夜には薄っすらと雪が積もりだしました。

25cmユニット用の平面バッフルを仕上げたかったのですが、こんな寒い日は、とても外で大工仕事を
する気になれません。本当に寒いのは苦手です。

そこで、25cmユニットをテストする前に、年末にドイツから届いたユニットを幾つかテストすることに
しました。Telefunken のフィールドコイル型は、聴きだしてちょうど一ヶ月余り、大体の感じはつかめ
ましたので、ちょうど良い時期だと思います。

そんな訳で、取り出してきたのが、Grundig の21cmフルレンジスピーカーです。
Grundigにつては、以前から知っておりましたが、最近、この21cmのタイプが人気上昇中と言うことで、
聴いてみたかったユニットです。

この21cmのユニットには、搭載しているマグネット会社の違いにより、かなりのバリエーションがある
ことでも知られています。今日、ご紹介するユニットは、Bonn社のNT4型という大型のリングマグネット
が搭載されたものです。

また、サスペンションは、三点止めの蝶型ダンパーが採用されており、この点も、このユニットが人気
である要因だと思います。
コーン紙は、深く絞りのあるものが採用され、周波数帯域を広げる設計がされています。

それでは早速、平面バッフルに取り付けて、まずは半日ほどエージングです。

・・・・・。

夜になって、聴き始めたのですが、前のユニットがフィールドコイル型であったため、アルニコマグ
ネット特有の、エッジの荒さといいますか、ノイズ感のようなものが鼻につきます。この点は、少し聴
けば気にならなくなりますので、そんなに大きな問題ではないと思います。あくまで、フィールドコイル
型と比べてと言う話です。

NT4型という大型のマグネット搭載しているためか、中域から低域にかけて非常に厚い音を聴かせてくれ
ます。その上、音の切れが実に良く気持ちいいです。

色んなジャンルの音楽を聴いて、今のところ、一番相性が良いのは、マライアキャリー。
彼女の最新のアルバムは、低域が強調されてあまり好きになれなかったのですが、このスピーカーで聴く
と実に切れが良く楽しいです。こういうところも、人気が出ている理由なのでしょう。

このフルレンジスピーカー、確かにドイツらしいところもあるのですが、TelefunkenSiemensとは、
明らかに違うテイストを持っています。なかなか面白いユニットです。