Siemens lsp 15b 25cm フルレンジスピーカー(VACマグネット)

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確定申告の申請書類は、ほぼ終わりました。身内の分も見ていましたので、ちょっと大変でしたが来週
月曜日にも税務署へ提出してきます。

さて、先週は、Siemens のフレームを使用した、HEFOの25cmフルレンジユニットをご紹介しましたが、
そうなると、本家Siemens の25cmユニットはどうなんだろうという話になります。

Siemens の25cmフルレンジユニットには、lsp 15mとlsp 15pという非常に有名なユニットがあります。
私も以前、lsp 15m を今回の平面バッフルより一回り小さい平面バッフルに搭載して、鳴らしていた
ことがありますが、そのユニットは、知人に譲ってしまい今は持っていませんので、今回は、それより
初期の15bにあたるユニットを紹介します。

15mとの違いは、コーン紙の紙質と、サスペンションの付け根の接着箇所に紐による補強がある点です。
また、マグネットにもVACのマークはまだ入っていません。

コーン紙ですが、15mは黒くてしっかりした紙質ですが、15bは、少し緑っぽく15mより薄く感じられる
紙質で、見た目は15bの方が頼りないです。

サスペンションとコーン紙の接着箇所にある紐の補強ですが、これは、このユニットが作られた当時、
樹脂製のサスペンションとコーン紙を長期的に接着できる接着剤が、まだなかった為、接着部に紐を
一周巻きつけ一緒に接着することで、接着部を強化したものです。15mが作られる頃には、良い接着剤
が開発されたため、この紐は省略されています。

ただ、補強が施されていても、この接着部分は、このユニットの最大の弱点になっています。紐を巻
いて接着を強化したとはいえ、もともと樹脂への接着力が弱い接着剤を使用していますので、ほとんど
のユニットでサスペンションの接着部で剥離が起きています。私は、同じ方法で固定されたユニット
を何本か手にしましたが、全て大なり小なり剥離が起きて、共振ノイズが発生していました。(剥離を
起こしたユニットは、水生の接着剤を水で薄くのばして、この部分の重さがなるべく変化しないように
接着してやります)

海外オークションなどで、この部分に近代的なゴム製接着剤で補修したと思われるユニットを、見た
ことがありますが、最悪だと思いました。もし、このユニットの購入を考えられる方が見えましたら、
サスペンションの付け根を、注意して見てください。

最後に、HEFOのユニットを1本取り外して、比べたところを紹介します。

このユニットは、この週末に取り付けてみようと思っていますので、感想等は改めて載せたいと思い
ます。