25cmユニット用の平面バッフル + Telefunken (Oerstit)

先日、ご紹介したTelefunkenの初期アルニコ型フルレンジスピーカーですが、一週間ほど前から、テスト用平面バッフルに取り付けてエージングを兼ね聴いております。
 
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このTelefunkenも、Siemens 15b エージング前と同じく、低域を中心とした音ですが、Telefunkenは、さらに深い帯域のように感じます。なんだかスピーカーシステムの後ろに大きな穴が開いていて、そこから音が聞こえてくるような、まるで、オケピットのような感じです。
 
高域は、Siemens 15bよりも伸びていないのですが、しっかりしているため量のわりには、良い雰囲気を出してくれます。ただし、このまま変化がないようならば、ツイーターが必要になってくると思います。
 
また、左右2本ユニット間に音のバラつきが大きくありますので、このあたりも問題ありです。もともと1本で使用することが前提の時代ですから、これも仕方のないところです。今後のエージングで、整ってくることに期待しています。
 
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 ユニットの比較。 右がSiemens 15b 左がTelefunken
 
80年近く前のスピーカーですから、問題がない方がおかしいと考えて、気長に付き合うとしますか。