Bouyer 形式不明 25cm フルレンジスピーカー (フランス制)
前回は、ロシア製のユニットを紹介しましたので、今回はフラン製のユニットを紹介します。
フランスのユニット言うと、SupraVoxなど一部に有名なものがありますが、その他のメーカーを私はほとんど知りません。このBouyerという会社についても、よく知りません。ネットで調べてみると古くからPAスピーカーなどを制作していた会社のようですが、ヴィンテージユニットは、あまり出回っていないようです。
ただ、口径は小さいですがこれと似たマグネットとフレームを持ったユニットに、Telefunkenのロゴが付いたものがeBayに出ていたことがありますので、ドイツと何らかの関係があるかもしれません。
コーン紙は、ほぼストレートに近い形状のものが採用されています。紙質はドイツ製と同じように張りがあるものですが、表面が一部波打っていたりして、少々荒く感じます。エッジ部分は薄く、光が洩れる部分があるほどです。
フレームを見ると、何の変哲もないユニットです。マグネットはアルニコ制ですが、それほど大きくもありません。普段、ドイツユニットに慣れた私でも華奢に見え、大丈夫と思ってしまいます。
現在、このユニットを平面バッフルに取り付けて聴いているのですが、外見とは全く異なった音を聴かせてくれるので、これは笑うしかありません。
音については、もう少しエージングをして改めてお知らせしたいと思いますので、少々お待ちください。