里山の静かなクリスマス

今年も気がつけば、もうクリスマス。
毎年のことですが、里山ですからクリスマスといっても、特別なにもありません。
煌びやかなツリーもなく、静かなものです。
 
それにしても、12月は、あっという間に去って行きます。
(大掃除に、年賀状、年内に終わらせておきたいことも山積みで目が回ります)
 
年賀状を、昨日、出し終え、なんとなく心にゆとりができましたので、今日は、久しぶりに音楽を聴きながら、スピーカーの整備。


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先日、Siemensの14シリーズを調べていたときに見つけたのですが、予備のSiemens 24Pのヴォイスコイルがちょっと変な値を示していたので、気になっていたのです。
 
テスターの値は200Ωオーバー。何とも中途半端な値です。
ヴォイスコイルが原因でない事を祈りながら、まずはテスターを当てながらリード線を触って値に変化がないか確認しましたが、大きな変化なし。

次にヴォイスコイルからのリード線に直接テスターを当ててみましたら、5.8Ωあたりを示し、一安心。

じゃ、いったいどこで接触不良が?
幾つかのパートに分け細かく見て行きましたら、原因はこんなところに。

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コーン紙の表から見ると、ちょうど××スピーカーリード線がコーン紙に止めてある部分。この部分は、スピーカーリード線の先端を金具で留めヴォイスコイルからのリード線と半田付けされている重要な個所。

どうやら、スピーカーリード線と金具の間の半田が劣化して接触不良が起きているようです。対策は、鏝を当てるだけなのですが、問題はコーン紙。この分部は、しっかりコーン紙に固定してありますから、手早く作業を終えないとコーン紙を焦がしてしまいます。(鏝に慣れていない方は、絶対にやってはいけません)

 
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作業終了後の様子。
作業は無事成功。埃を落としましたので光っていますが、見た目は何も変わっていません

テスターでの値は5.9Ωあたりを示すようになりました。
次の機会に、実際に音出しをして確認をしようと思います。