お気楽オーディオさんDAC1242-5 QUAD の音出し確認。

前回に続き、お気楽オーディオさんのDAC1242-5 QUADです。

前回、出力波形を確認するところまで進みましたので、今回は、いよいよ音出しです。このDAC1242-5 QUADは、OPアンプによる差動増幅回路(ローパスフィルター入り)との接続を前提とした回路定数になっていますので、OPアンプを接続したいところですが、まだ、用意がありません。(色々と思うところがありまして)

そこで、まずは手っ取り早く、DAC出力のプラス側出力だけを使って音を聴いてみることにました。
 

現状、FN1242Aの出力にはOPアンプの差動増幅回路を接続することを前提に7.5kΩがシリーズに入っています。(抵抗値の低いものに交換しても良いのですが、数が多いので、とりあえず現状維持)そのため、あまり期待は出来ませんが、FN1242Aの雰囲気をつかむぐらいは出来るでしょう。

 
準備としては、出力に、DCカット用に.47uFのフィルムコンデンサーを入れ、100kΩでGNDに設置し出力とします。前回の波形の観測では、意外にデジタルノイズの漏れが少なかったので、ローパスフィルターは除いてみました。
 
音出しは、CDプレーヤーからエレクトロアートさんのP2Dに入れDSDに変換したものを、DAC1242-5 QUADの入力に入れて行います。
 
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音出しの感想は、想像した通りの音でした。
素直でそれなりの音ですが、やっぱり条件がちょっと悪かったですかね。全然面白くありません。

やはり出力の7.5kΩは厳しいですね。となると、このまま通常良くあるOPアンプの差動増幅回路によるLPFを接続しても、多分、それほど良くなるとは思えません。これは、FN1242Aの出力インピーダンスが高いことが要因ですが、この出力インピーダンスの問題を解決あするのが先決のようです。そういう意味でも、トランスを使うというのはなかなか合理的な方法かもしれません。その他にも手段は色々考えられますので、なかなか楽しめそうです。

次は、トランスによる出力に挑戦してみようと思います。