お気楽オーディオさんDAC1242-5 QUAD の動作確認。

少し前にご紹介しました、お気楽オーディオさんのDAC1242-5 QUAD。遅くなりましたが動作確認まで進み、出力波形を観測することが出来ました。
 
少々遅くなったのは、動作確認の前の確認でデジタル側電源の直流抵抗が1Ω前後を示しましたので、その対処に二日ほどかかってしまったからです。

1Ωという値から何処かでショートを起こしていることは容易に察しがつきますし、それにアナログ側の電源は正常値で、デジタル側だけが異常でしたので当然デジタル側のトラブルということになり、直ぐに解決すると見込んだのですが・・・。ちょっと予測がはずれました。
 
まず、デジタル側のIC全ての半田付け部を再度見直し、余分な半田は綺麗に吸い取り、最後は無水アルコールでフラックスなどを綺麗に落としましたが、値は変わらず1Ωのまま。そんなことはないと思いつつ、念のためにとデジタル3.3V電源に繋がっているチップコンデンサーを含めた全てコンデンサーを外してみました。が、Ωメーターは1Ωをガンと譲りません。そこで、もう一度、ICの半田付け部を確認してみましたが、やはり、問題は見つかりません。
 
ここで最終手段も考えましたが、ひとまず一晩冷静に考えて、もしかしたら問題がないと思っているアナログ側に問題があるかも?ということで、アナログ側の半田を見直すことにしました。

アナログ側の半田を見直すには、コンデンサーが邪魔なので、まずコンデンサーを外し、それから、デジタル側と同じように半田付け部を綺麗に再半田。これで駄目なら、最終手段と思いながら、値を計りましたら見事正常値を示すようになり、ほっと一息。でも、よく見れば、基板の上に残った部品はICと抵抗だけ、これではまた作り直しみたいなものです。全くやれやれです。(教訓:これからは、ICを付けた時点で電源の抵抗値を確認するようにしましょ)
 
気を取り直して、コンデンサーを再度取付け、いよいよ電源投入です。
イメージ 1


ICの発熱などもなく正常に動いているようなので、信号を入れています。
 
イメージ 2
見事、出力波形を観測。この波形を見ると、DSD原理基板やDSD1974ADD基板よりデジタルノイズの漏れが少ないようです。(これなら簡単なアナログのローパスフィルターだけでも、ノイズは気にならないかも?)
 
次々に行きます。このDACはFN1242Aを4個使いデュアル・パラ接続にしてありますので、出力は全部で16。全て、確認しないといけません。
 
16系、全て異常なく出力確認出来ました。(良かった)
 
次回は、いよいよ音出し確認の様子です。