VEB FUNKWERK LEIPZIG L2152P 30cmフルレンジスピーカー

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VEB FUNKWERK LEIPZIG L2152P 30cmフルレンジスピーカー

このフルレンジスピーカーは、以前ご紹介したL3060PB、L3354PBKと同じく旧東ドイツ
FUNKWERK LEIPZIGによるものです。
おそらく同社の30cmユニットでは、最も古いタイプと思います。

このL2152Pも、前者のユニット達と同じくプロジェクターのモニタースピーカーに採用され、
主に2本使いで搭載されていました。
珍しい点は、2個のユニットで入力の+、-が逆になっていることです。
私が持つ二つのユニットは、一つの過般型ボックスから取り外したものと聞いていますので、
わざとこのような作り方がしてあると思われます。それが配線のためなのか、また、別の要因
のためかは分かりません。


コーン紙は、同社のユニとでは珍しいサブコーンを持たないシングルコーンで、今まで紹介した
同社の30cmユニットの中では最も軽量で張りがあります。
サスペンションは、古い形態である三点支持の蝶型ダンパーが採用され、いかにも敏感な反応を
示しそうです。
因みに、コーン紙を指で弾くと太鼓のように張りのある音がします。これは、前者の2ユニット
よりも、さらに張りのある音です。
マグネットは、当然ながら大型のリング型アルニコマグネットが採用されています。


音質ですが、コーン紙やサスペンションから受けるイメージでは敏感で繊細な音を連想させますが、
以外や以外、実に素朴な音を聴かせてくれます。
今まで、音楽を艶やかに演出するLorenz L312 を聴いていたせいもあるかもしれませんが、おそ
らく、構造がシンプルであることが影響しているものと思われます。
ただ、ユニットを変更して僅かしか経過していませんので、エージングにより変化することは予測
されます。