フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その40

引き続き、追加した出力バッファー段の検討です。

さて、電源回路の変更も終わって、本格的に出力バッファー段の検討を始めたのですが、何をやっても
胸につかえた物が取れない。この部分はフィーリングの問題といってしまえば、そうなんですが、この
一線を超えるか超えないかで、私の場合はそのアンプの完成度が決まってしまいます。

音の立ち上がりも良くなり、音の濁りもなくなってきたのですが、どこか音がつまらない、音が生きて
いないんです。この部分だけは、電圧設定や電流値を変更しても一向に変化しない。 
こうなると、バッファー回路以外の部分を疑う必要があるかもしれません。これがバッファー回路の限界
と言うことなら仕方ありませんが、他の根本的な部分に問題があるのかもしれません。

当初から気になる点が一つあるので、明日はこの辺を変更して確認してみたいと思います。
もし、それでも変わらないのなら、出力バッファーは諦めるしかありません。