配線作業終了

配線作業がやっと終わりました。

まだまだ調整箇所や部品変更など、この先も変更はたくさん出てくると思いますが、まずは動作確認が
できる状態になりました。

早速、各真空管(EC88、Ba/Bh)を順に挿入して、フィラメント/ヒーターの電圧チェックと点火チェック
をして行きます。
次に整流管だけを挿入して、+B電源の動作確認。
問題がなければ、全ての真空管を挿入して各電圧を素早くチェックして行きます。


ここまでは、特に動作に問題になるような所もなくスムーズに、確認作業が進みました。

さて、ここからです。
SRPP回路の+B電源電圧を確認しましたら、計算値より数十ボルト高い値になっています。

これは、予めある程度予測していたことです。電源トランスの+B電源巻き線電圧は、音質調整などの時点
で、電圧が設計値から変わることが通常となっていますので、予め少し高めの電圧設定でトランスを作
り、ある程度の範囲で電圧を調整できるよう余裕を持たせてあるのです。
最終的には、トランスをもう一度巻き直して、各電圧を最終値に合わせます。

早速、+B電源電圧調整用に挿入してある抵抗値を変更して、+B電源電圧を調整して行きます。
+B電源電圧が高いと、予定していたプレート電流値までも狂ってきますし、各真空管の定格を超えること
はなくとも余裕が少なくなりますので、まずは、設計値に合わせる所からスタートです。


今日の作業はここまで、+B電源電圧を設計値に合わせるところまでで終わりです。

明日は、実際に信号を入れて出力波形の確認です。そのあと残留ノイズの確認などが終われば音出しです。

音が聴けるようになるまで、もう少し時間がかかりますが、どんな音が出るのか、今から楽しみです。