Telefunken RE604 後期型 太ST管

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ブログを読み返してみると、オーディオDIY関連の記事は、まる一ヶ月ぶり。その間、田植えなど農業に
追われて製作はほぼストップ状態でしたが、何もやっていなかったわけでもありません。

夜な夜な、出力トランスを改良をする為、友人のD氏と共に試聴や検討をしておりました。
トランスも作り方で千差万別変化しますので面白い世界ですが、その話は、またの機会にするとします。


DIYネタはまだ何も用意できていませんので、今日は軽くTelefunken RE604 の後期型ST管の紹介です。

前回、RE604 後期型ナス管を紹介しましたが、このST管はその後継に当たるものです。
(実際には、このST管にナス管の内部構造を組み込んだタイプが存在しますが、残念ながらサンプルを持
っていません。もし、入手することがありましたらご紹介します。)
製造は、1940年代初頭からになると思いますが、内部構造が一気に変更されています。これは、それまで
主流だったバリュウム蒸発型から現代的な真空管へ変更された為で、規格は同じですが全く別の真空管
考えた方が良いかもしれません。
独特の太いST管で、私は旧ナス管よりこちらのST管のほうが好みに合います。

このST管タイプが主に製造されたのは大戦中の混乱期であるため、Telefunken の他にTEKADE、VALVOなど
メーカーの枠を超えて製造されました。というより国家の威信をかけ、メーカーは関係なく生き残ってい
るラインを使い同一規格のものを製造した、という感じに見えます。


RE604後期型の規格
Ef=4V
If=0.65A
Ep=250Vmax
Wp=10Wmax
Rp=1.4KΩ
μ=3.5