NORA Radio 20cm励磁型フルレンジスピーカー

昨日は、台風の影響でこちらでも朝から雨模様。当初の予定ではこの週末でうるち米の稲刈りが終わるはずだったのですが、稲穂が雨にぬれてしまって稲刈りはできませんので、今日はちょっと一休み。以前、撮り溜めたスピーカーの写真が幾つかありましたので、久しぶりにフルレンジスピーカーをご紹介しようと思います。
 
紹介するのは、ドイツのNORA Radioに搭載されていた20cm励磁型ユニットです。ユニットのフレームは三点止めで、ちょうどお結びのような型。その上、小豆色に塗られていてドイツのヴィンテージユニットの中でもちょと異色の存在です。
イメージ 2ユニットを正面から見ると、こんな感じ。コーン紙は、比較的しっかりした紙質のものが採用されています。
イメージ 1 フレームは、鮮やかな小豆色。
 
ただ残念なのは、このNORA Radio、もともとあまり多くを製造されなかったのか、現在はあまり見かけることができません。その上、搭載されていたユニットにもいくつかの種類があり、なかなかステレオとして2本をそろえるのが難しいユニットでもあります。
今日ご紹介するユニットも最初の一本を入手してから、2本目を入手するまでに5年ほどかかってしまいました。その上、一本のフィールドコイルに断線が見つかり修理が必要でした。
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フレーム背面が円形で抜かれているのも、ドイツ系としては珍しい。
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サスペンションは、フレームの外側まで伸ばされた大型の蝶形三点止めのものが採用されています。材質は樹脂製だと思われますが、よく見ると木目のようなラインが見られます。最初にこのサスペンション見たときは、もしかして木製?と思ってしまいました。この木目のようなラインは、樹脂を薄く削るときにできたものと思われます。
このユニットは、まだ、一度も音を聴いたことはありませんが、見ているだけでも魅力的なユニットです。