NORA Radio 20cm励磁型フルレンジスピーカー その2

前回のNORA Radio フルレンジスピーカーに続き、今回も同社の別のタイプの20cmフルレンジスピーカーをご紹介します。
 
こちらのタイプの方が、NORA Radio に搭載されたスピーカーとしては、ポピュラーだったようですが、フィールドコイルの規格違いがいくつか存在するようで、ステレオとして二本を揃えたい側からすると頭が痛いところです。実際、私も数年かけて二本揃えたのですが、フィールドコイルは異なっていました。ただ、フィールドコイルは流す電流で磁力を調整できますので、調整次第でステレオとして使用できるのでは?と思っています。
 
 
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ユニットを横から見たところです。フレームは、NORA特有の小豆色ですが、背面の抜きは前回の円形とは異なり、良く見られる台形となっています。またフレームの深さは、こちらのタイプの方が浅くなっていますので、コーン紙も当然、前回のものより掘りの浅いタイプが採用されていることになります。
 
 
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ユニットを正面から見たところです。ユニットの取り付けは、前回同様NORA Radio特有の三点止めです。コーン紙は、見た目同じように見えますが、こちらのタイプの方が薄い紙質です。
 
 
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サスペンションを覗いたところですが、かなり小ぶりな二点止めのサスペンションが採用されています。前回のタイプは大きめの三点止めのものでしたので、この点、大きく異なります。
 
 
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背面からユニットを見たところです。色のせいでしょうか?それとも形のせいでしょうか?NORA Radio には共通の独特な雰囲気があります。
 
前回と今回の二本のNORA Radio ユニット、一見同じように見えるのですが、詳しく見ると、両者は設計思想がまったく異なっているとしか考えられません。製造された年代は、そんなに違わないと思うのですが、不思議です。