Bouyer 25cmフルレンジスピーカーの改良

今日は気温がぐんぐん上がり真夏日となりました。屋外での作業にはキツイ時期となりました。と書き出しましたが、今日は農作業ではなく、久しぶりにスピーカーの記事です。
 
暫くブログをお休みしていましたので、少し前の話になりますが、Bouyerのコーン紙に少し手を加えて改良しましたので、記事にして記録を残しておこうと思います。
 

Bouyerについては、4月でしたか欠点はあるもののJazzの再生では捨てがたい魅力があると記事を書きました。あれからリスニングルームのスピーカーはドイツ系ユニットに戻したのですが、やっぱり気になり、田植えの合間にごそごそと始めた次第です。
 
改良したい点は、ボリュームを上げた時の耳につく高域を何とかしたいというものなのですが、まずは原因をあれこれ考えてみました。フレームが弱い?、マグネットが小さい?、それともコーン紙?。色々考えましたが、あのヒステリックな高域はコーン紙の分割振動が要因ではないだろうか?ということで分割振動を抑える加工をコーン紙に施してみました。
 
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見栄えが良くないので、写真ではぼかしてありますが、加工した部分は元に戻すことが出来るようにしてあります。
 

さて効果の方ですが、予想はピッタリ。あのヒステリックな高域はなくなり、聴きやすいユニットに変身しました。ただ、ちょっとやりすぎたようで、本来持っていた良さも減ってしまいましたので、手を加える場所や方法をいろいろ調整しました。最終的には、最小限の加工で効果が出ることも分かり、納得できる状態となりました。(自己満足の世界ですが)
 
あと、これはフレームが弱い事に起因するものですが、ユニットの取り付け方でも音が随分変わります。取り付けるときにフレームが歪まないようにする工夫が必要のようです。この点については、またいつか実験したいと思います。