Schulz KSP 130 K 13cmフルレンジスピーカー
まだ、Siemens 14g シリーズの途中ですが、今日は、ちょっと道をそれて、東ドイツSchulzの小型フルレンジスピーカーを紹介します。Schulzといえば、あまりに有名なスタジオ用モニタースピーカー・TH315を開発製造したメーカーですが、その他にも、小型のモニター用フルレンジスピーカーを幾つか製造していました。その一つが、今日ご紹介するKSP 130 Kです。このユニットは、Heli K10、K12、に採用され、スタジオモニターとして活躍しました。
KSP 130 Kには、2種類ありエッジ部分の色の違いなど、微妙な違いがあります。私の手元にあるのは、おそらく後期のもので、エッジ部分が黒色のタイプです。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/musicinforest/20010101/20010101023420.jpg)
エッジ部分は、発泡性の素材が採用されていますが、製造から何十年経過しているにもかかわらづ、ほとんど劣化している様子が見えないところが、さすがドイツと思ってしまいます。
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/musicinforest/20010101/20010101023430.jpg)
マグネットは、フェライト製。
KSP 215のようなアルニコバージョンは、存在しないようです。
![イメージ 3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/musicinforest/20010101/20010101023440.jpg)
RFTのユニットとは、雰囲気が異なる。
![イメージ 4](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/musicinforest/20010101/20010101023450.jpg)
Schulzの名を見るだけで、如何にも良い音がしそう。
Schulzのスピーカーは、TH315の存在を知って以来ずっと興味を持っていたのですが、用途が限られていたためかほとんど市場に出てこず、未知の存在でした。TH315は無理にしろ、このKSP130Kなら何とかなるだろうと思っていたのですが、実物を見るまで随分時間がかかった、思い出のユニットです。