マイク用プリアンプ -実験用アンプの制作 通電-
実験用アンプも、いよいよ通電というところまで来ました。設計を始めて一年余り、のらりくらりと作業を進め、やっとです。完成までは、まだ五合目前といったところですが音が出るようになれば、作業のテンポも自然と上がるというものです。
まずは手始めに、MT管を挿して点灯式。(無事点灯!拍手)
この段階で挿している真空管は、東ドイツRSDのECC84とJanPhilips(Sylvania)6922です。
無事点灯したところで、整流管を挿して+B電源の確認。
+B電源、問題なし。
続いて、初段のECC84の片chに、控えめに+Bを掛けて動作させ、問題なし。
もう片chも、同様に+Bを加え、こちらも問題なし。
この最初の通電は、どれだけ慣れても緊張します。配線はしっかり確認しているとはいえ、若い時と比べ随分眼が悪くなりましたからね。どれだけ確認しても安心できません。
このまま、少しの間エージングを行って、次は、初段だけをまず調整し音出しまでする予定です。ECC84は、私にとっては未知数の真空管なので、電流や電圧を色々変化させて、この段階でデーター収集をしたいのです。それに、いきなり三段全てを繋げた状態で調整するなんて無理な話ですから、一段ずつコツコツやって行きます。