DSD原理基板の組み立て その4(±15V安定化電源基板の制作)

アナログ回路用の±15V電源の制作です。
この±15V電源、最初はツェナダイオードトランジスタによる簡単な安定化電源を考えていたのですが、意外にも15V前後のツェナダイオードが見つかりません。どうしようかと考えていましたら、秋月で15V1Aの三端子レギュレターと-15V1Aの三端子レギュレターが売られているのを見つけましたので、とりあえず今回は三端子レギュレターを使用することにしました。電源の善し悪しは、後々、考えるとして、まずは動作確認を優先させます。
 
出来上がった、±15V電源。
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早速、電源トランスを接続して動かしてみましたが、一つ問題が。

電源トランスの電圧が当初の予想より高く平滑用コンデンサーの耐圧ギリギリとなってしまいました。


手持ちの部品の関係で25V耐圧のコンデンサーを利用したのも良くなったのですが、香港から取り寄せた電源トランスの電圧が設定値より大幅に高い(レギュレーションの関係で電圧を高くしているのは、分からなくもないのですが、それを考えても高過ぎです。さすが香港製、やってくれます)。

コンデンサーは松下製ですから、25Vの耐圧に25Vを印加して直ぐに壊れることはありませんが、精神衛生上よくありません。部品を取り寄せていると、また数日かかってしまいますので、とりあえず動作確認は、この状態で行くことにします。

それでは、早速アナログ回路に接続して動作確認です。
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最初は、念のためOPアンプは装着せず、電源をON。
異臭や煙がない事を確認しましたので、今度はOPアンプを挿入して、電源をON。

各電圧にも異常はなく、問題なく動いているようです。

次回は、実際に信号を入れて確認をしてみたいと思います。