Wigo 30cm coaxialスピーカー

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

Wigo 30cm coaxialスピーカー

このWigo コアキシャルスピーカーは30cmフルレンジスピーカーに2個のツイーターを角度を持たせて
取り付けたユニットで、ドイツBauer社が映写機用のモニタースピーカーに採用していた完全な業務用
のユニットです。 軽く張りのあるコーン紙、ゴールドのフレームにオレンジ色の2個のツイーター、
見るからにマニア心をくすぐるスピーカーです。
写真はアルニコマグネットを搭載したタイプですが、フェライトマグネットを搭載したタイプもあります。ツイーターはどちらのタイプもフェライトマグネットです。


良いツイーターがあればフルレンジスピーカーに追加してみたい。誰もが思うことですが、そう簡単な
話ではありません。 
私がこのコアキシャルスピーカーを入手したのも、おそらくツイーターを追加するには理想に近い形式と
思ったからです。

この Wigo コアキシャルスピーカー、L3060PBがとても良かったので、今まで出番がありませんでした
が、どんな再生音を聴かせてくれるのか気になっておりましたので、今回、L3060PBから取り替えて聴
いてみることにしました。

数日間エージングを行いながら聴いていますが、第一印象は、やはりツイーターの効果で高域の広がりが
良いことでしょうか。その分、エネルギーバランスは高域よりになっています。
といいますか、L3060PBがとても厚い音でしたので、どうしても中低域が物足なく感じます。
どちらかと言うと現代的な音でしょうか?(あいまいな表現ですが)
ポップスやロックを気持ちよく再生してくれます。
ただ個人的には、楽しめないというか、やはり違和感を覚えます。どうしても、フルレンジとツイーター
の繋がりの部分で、波形が乱れていることが聴感で分かってしまいます。
ツイーターはオリジナルEROの4uFのコンデンサーで繋いでいますが、このコンデンサーの数値を変更する
のも一つの手かもしれません。ですが、おそらく波形の乱れる周波数は変わるでしょうが根本的には解決
しないように想像します。

期待が大きかったので、ちょっと残念な結果です。
エージング期間がまだ数日ですので、この後の変化に小さく期待します。

変化があったら、またお伝えします。