Wigo 30cm coaxial スピーカー その後

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Wigo 30cm coaxial スピーカー その後

このWigo coaxial スピーカーは、2個のツイーターがシリーズに接続されています。
その時のDCRは10.5Ω インピーダンスは16Ωまたは15Ωといったところでしょうか。

オリジナルの状態では、EROの4uF MPコンデンサー1個でフィルターを形成していますので、
インピーダンスを16Ωとして換算するとクロスポイントは、なんと2.5kHz、DCRで計算しても
3.8kHzになります。
さすがに、このクロスでは、フルレンジの高域部にツイーターがかぶってしまい聴感上違和感が
出るのは当たり前です。このユニットはフルレンジ部分だけでも、結構、高域が伸びていますから
なお更です。
本来のモノラルで使用するならまだしも、ステレオで使用するならクロスポイントは、10kHz前後
に設定するのが得策です。

そこで、4uFのコンデンサーから旧東ドイツRFT製の1uF MPコンデンサーに変更してみました。
これで、クロスポイントは計算上10kHz程度となります。

結果は、かなり違和感は改善され帯域バランスも改善されます。変更したコンデンサーは、
古いものですが未使用品ですのである程度、エージングによって変わると思いますが、今の
ところ、なかなかいい感じです。

結果は、もう少し聴き込んで見ないと分かりませんが、
また変化がありましたら、お知らせいたします。


写真は、今回、フィルターの調整に使用しているSiemensとRFTのMPコンデンサーです。
上段左はオリジナルのEROのコンデンサー。