無農薬自然栽培の田んぼの様子。

気が付けば七月ももう終わり。七月が始まったのはつい先日だったような気がするのですが・・・。それにしても今年の夏は暑いですね。雨が降っても蒸し風呂のような湿気で農作業には堪えます。


田植えから二カ月余り経過しました水稲ですが、今年は全体の1/3程度の田んぼ(一反ぐらいでしょうか)を無農薬無肥料で育てています。田植えの前から色々と情報を集めて取り入れるものは取り入れて対策をしましたが、何せ最初の一年目なのでなかなか思ったようにはゆきません。特に田の草取りが大変でして、この一カ月は他の草との格闘でした。

 
 

下の写真は、田植えから一か月ほど経過した時の様子です。向かって右側が従来通り除草剤と化学肥料を与えた田んぼで、左側が無農薬、無肥料の田んぼです。

 
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左の田んぼは、無肥料なのでチッソ成分が少なく葉の色は黄緑色です。株の分げつもまだ少なく右側の田んぼと比べるとひ弱に見えます。自然栽培を勧める木村氏によれば、この時期は根を成長させている時期で我慢の時期、このあとで肥料を入れたものを追い越すぐらい成長するということらしいですが、ほんとかな?

 
 

そして二ヶ月ほど経過した田んぼの様子です。

 
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さすがに、右側の肥料を入れた田んぼを追い越すようには成長してません。株の分げつも肥料を入れた方は20本程度あるのに比べ10本から15本程度です。例年ならもうあと一週間もすれば出穂です。追い越せとは言いませんが追いつくのかな?

 

成長はともかく、本当に大変なのは除草。除草剤のありがたみが身に沁みます。田の草は毎日通って取りましたが、完全に取り除くのは無理。

 
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タイヤチェーンを引っぱたり、草刈り機でかき回したり色々試しましたが、最近は暑いこともあって、これが限界です。色々試してわかったこともあるので、来年はもう少し上手になると思いますが、無農薬で管理できるのは一反が限度のような気がします。

ちゃんとした無農薬自然栽培のお米が出来るまでは3年はかかるといいますが、1年目、どんなお米が出来るのでしょう。その前にちゃんと出穂してくれるかな?