AD1 SEアンプ レイアウトの検討

友人の一声から始ったRE604アンプの方が盛り上がっている間に、季節は、もう秋。
そろそろAD1アンプの製作に入らないと、年内の完成が怪しくなってきます。

この間、AD1アンプについて何もしていなかったわけではありません。ずっと、回路
構成と部品レイアウトを考えていた分けですが、最終的に、出力管をAD1に固定せず
3段増幅の回路構成をとった場合の、理想的なレイアウトを目標にしました。
その上、回路的にも色々な発展が可能なように、後に必要になる部品を予め配置する
ようにします。

電源回路は、+B用の電源トランスとフィラメント用の電源トランスを分けた、2トランス
とし、出力管によっては、+B電源を出力管用と初段+ドライバー段用の2系統に分ける
ことも視野に入れます。そのため、整流管も含めて2系統の整流回路が搭載できるよう
します。また、使用する整流管も、AX50などの水銀型整流管の使用も考慮します。

また、ドライバー段は、真空管だけではなくドライバートランスも試せるようにしたい
ですし、出力管も、AD1からRV218、RV239などの少し大型の真空管も実装できるように、
出力段付近は、ある程度、余裕を持たせたものしたい。

このようなことを考えていましたら、どんどん図体ばかり大きくなってしまい、配線は
理想から離れるばかり。

それでも何とか形になってきました。最初から完璧にする必要はありませんので、この
辺でレイアウトは、一先ず妥協したいと思っています。