第二章 ECC189編

第二章 フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作-補修編-

友人宅へ嫁いでいったECC189カスコード型プリアンプですが、補修の為、里帰りしてきました。問題点は、ボリュームシャフトが空回りして、ボリューム調整が出来なくなった。またバランスボリュームにも接点不良が出ているようだ。ということでした。 まず、一…

第二章 フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、番外編

暫くぶりのECC189を使用したカスケード型ラインアンプです。このラインアンプは、完成後、友人宅で活躍していましたが、この度、正式に友人宅へ嫁ぐことになりました。 友人宅のシステムは、励磁型15“ウーハーをベースにした大型ホーンシステムに、ソースはS…

第二章 フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その7

暫くの間、直熱管Baを使用したラインアンプの記事が続いていましたが、その間、カスケード専用MT管 ECC189を使用したカスケード型ラインアンプの方も、幾つか改良を加えていましたので、お知らせいた します。 一つは、当初からの課題であったボリュームです…

第二章 フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その6

引き続き、配線材のお話です。 ヴィンテージワイヤーをラインアンプの信号ラインに使用して、好感が持てた線材を幾つか ご紹介します。 信号ラインの受け側のインピーダンスは100KΩですので、このインピーダンスが変われば、 結果もまた異なることが予想され…

第二章 フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その5

信号用の配線材のテスト 電源周りなどの配線は、安全性からアメリカ軍規格品のテフロンワイヤーを標準で使用しています。 普段は信号系もこのテフロンワイヤーを使用していますが、信号系を他の線材に変更したどのような 変化があるか確認してみたくなりまし…

第二章 フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その4

出力コンデンサーのテスト ECC189を利用したカスコード型ラインアンプは、引き続き微調整を続けていますが、 少し気になるコンデンサーがありますので、出力コンデンサーに使用した場合の音質を 確認したいと思います。 気になるコンデンサーとは、以前、Wig…

第二章 フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その3

さて、ボリュームの問題は後回しにして、とりあえず中古のアルプスデテントボリュームが見つかり ましたので、接点をクリーニングして、まずは音が出せる状態にしました。 それでは、MT管ECC189を使用したカスコード型ラインアンプの最初の音出しです。 最初…

第二章 フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その2

写真は、カスコード専用管のTFK ECC8100、Valvo PCC84、ECC84、Mazda ECC189、TFK PCC189 です。 さて、使用する真空管をカスコード専用管のPCC189、ECC189にするため、各部を変更します。 幸いE80CCとECC189とではピン配置も大きく変わりませんし、計算しま…

第二章 フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その1

今まで、直熱三極管Baを使用したカスコード型ラインアンプの設計と製作をお伝えしてきましたが、 Baを使用したラインアンプは、予測していた以上の音質が得られ満足しているのですが、直熱管を 利用していることから、最終的に回路が複雑になってしまいまし…