2008-01-01から1年間の記事一覧

フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その23

Ba-EC88によるカスコード型ラインアンプですが、現状でも音質的には全く問題がないのですが、 いろいろ気になる点やさらに発展できる可能性がありますので、実験を続けて行きます。 現時点で完成しているラインアンプは、今までの成果の節目として、また比較…

VEB FUNKWERK LEIPZIG L3354PBK 30cmフルレンジスピーカー

VEB FUNKWERK LEIPZIG L3354PBK 30cmフルレンジスピーカー このフルレンジスピーカーは、以前ご紹介したL3060PBの前身となる30cmフルレンジスピーカーで、 同じく旧東ドイツFUNKWERK LEIPZIGによるものです。 このL3354PBKも、Zeiss Jenaの16mmプロジェクタ…

ライブハウスへ行ってきました。

土曜日は、久しぶりに音楽を聴きにライブハウスへ。 小さな小さなライブハウスですが、知人のディーブがライブをするというので、 みんなで押しかけました。 ギター一本でのライブでしたが、ブルースからカントリーぽいものまで、アメリカの よき時代の曲を…

カラヤン指揮 ブラームス交響曲 第1番

カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 モーツァルト:交響曲 第39番 変ホ長調 K.543 ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68 ブラームス 交響曲 第1番は、私の好きな曲の一つですが、先月、CDショップに 立ち寄りましたら、グラモフォンから1988…

里山の新たな客人

里山の新たな客人 別の客人として、イノシシが来ているようなのですが、 今日、畑へ行ってびっくり。 やっと、小さな実をつけたナスとトマトが何者かによってかじってあります。 甘党のハクビシンがナスを味見するとは思えませんし。 ??? 新たな各人は、…

フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その22

さて、引き続き音質チューニングですが、 今日は、カスコード回路の分割抵抗の比率を変更するところからお伝えします。 この分割抵抗の比率を変化させますと、カスコード回路の各真空管にかかる電圧が変わってきますので その変化は音へも表れてきます。 長…

フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その21

ドイツのPOST Tube Ba を使用したカスコード型ラインアンプも、ようやく音質をチューニングできる ところまでたどり着きました。 音質に影響を与える部分は、以前書きました部品レイアウト、シャーシー構造、グランド設計を含め山ほど ありますが、この時点…

里山の動物達 その後

先日、イチゴを何者かが荒らしてしまうお話をしましたが、 その後、野鳥よけネットなどを張ったのですが、ネットも破られて しまいました。 仕方ないので、猟友会の方に連絡をして捕獲をしてもらうことにしました。 写真は、捕獲した動物です。猟友会の方の…

Wigo 30cm coaxial スピーカー その後

Wigo 30cm coaxial スピーカー その後 このWigo coaxial スピーカーは、2個のツイーターがシリーズに接続されています。 その時のDCRは10.5Ω インピーダンスは16Ωまたは15Ωといったところでしょうか。 オリジナルの状態では、EROの4uF MPコンデンサー1個でフ…

WE300B シングルアンプ(モノラル仕様)

WE300B シングルアンプ 真空管アンプとしては定番のWE300Bを出力管に使用した、モノラル仕様のシングルアンプです。 欧州管に親しみを感じている私としては、このWE300Bという真空管に特別な感情を持っていなかった のですが、親友達が「真空管アンプを作る…

収穫

じゃがいもとタマネギが収穫の時期をむかえました。 じゃがいもとタマネギは、動物に荒らされることもなく、今年も無事に 育ってくれました。 じゃがいもは、一度に全て収穫してしまうと保存が大変なので、毎回、食べる 分だけ収穫します。 採りたてのじゃが…

フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その20

今日は、フィクスバイアスに変更した結果をお伝えします。 早速、結果ですが、残留ノイズは当初の目論見どおり綺麗になくなり、フルボリュームでもリスニング ポイントでは残留ノイズは確認できません。 むしろ、パワーアンプ出力管のハムノイズの方が目立つ…

フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その19

写真は、改造中のBa-EC88カスコード型ラインアンプ。 Ba-EC88カスコード型ラインアンプですが、お伝えした以外にも色々なテストを行っていますので、 だいぶ継ぎ接ぎだらけになってきました。ブログでお伝えしているのはまだ2週間程ですが、実際には 半年ほ…

里山の動物達

私の畑は山の中にあります。 山の中ですから色々な動物がいます。 キジ、カモ、狸、イノシシなどなど この季節は、ウグイスがいつも囀っていて、ここでは音楽も不要です。 でも、最近の動物達は、どうも変です。 先日も路地物のイチゴが食べ頃になったと思っ…

フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その18

上図は、「無線と実験」1988年8月号の政田晴彦氏の記事より抜粋 今日も残留ノイズ対策についてお伝えしようと思ったのですが、その前に、もう一つの問題点であった 最大入力電圧の問題の検討についてお伝えすることにしました。 なぜなら、残留ノイズを無く…

Wigo 30cm coaxialスピーカー

Wigo 30cm coaxialスピーカー このWigo コアキシャルスピーカーは30cmフルレンジスピーカーに2個のツイーターを角度を持たせて 取り付けたユニットで、ドイツBauer社が映写機用のモニタースピーカーに採用していた完全な業務用 のユニットです。 軽く張りの…

フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その17

写真は、Siemens Basを装着したBa-EC88カスケード型ラインアンプ。 Ba-EC88カスケード型ラインアンプの残留ノイズ対策 残留ノイズですが、試作品でいろいろと検討しましたので、大体の流入経路は把握しています。 ですが、試作品より数値が大きくなっている…

フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その16

やっと出来上がった、Ba-EC88によるカスケード型ラインアンプ。 早速、電源を投入して各部の電圧を確認して行きます。 まずは、動作に問題のないことが確認できましたので、第一段階をクリアー。 次に、前回の試作品Ba-Baカスケード型ラインアンプで問題にな…

VEB FUNKWERK LEIPZIG L3060PB 30cmフルレンジスピーカー

VEB FUNKWERK LEIPZIG L3060PB 30cmフルレンジスピーカー このフルレンジスピーカーは、前回ご紹介したL2459PTと同じく旧東ドイツFUNKWERK LEIPZIGによる 30cmcユニットです。 L3060PBには、新旧の二種類ありますが、写真のユニットは旧型で大型の アルニコ…

田んぼの住人

ようやく田植えも終わり、里山の季節を楽しめる余裕ができました。 写真は、田植えが終わった田んぼの住人、タニシとオタマジャクシです。 安全なお米を作りたいので、農薬は少な目。 きっと、住人にも良い環境?

ドイツのPOST Tube Siemens Ba 初期型その2

ドイツのPOST Tube Siemens Ba 初期型その2 このBaは、一般にSiemens Baの初期型といわれているもので、赤いラベルが美しい真空管です。 ガラスステム内の各引き出し線が、白金からジメット線に変わっていますので、1930年代に入ってから の製造となります。…

ドイツのPOST Tube Siemens Ba 初期型その1

ドイツのPOST Tube Siemens Ba 初期型その1 このBaは、昨日ご紹介した最初期型の改良型となります。ガラスの電解化を防ぐ物質が見つかり、 塗布された最初のBaです。 改良型といっても、ガラスステム内の各引き出し線には、まだ白金が使用されていますので19…

ドイツのPOST Tube Siemens Ba 最初期型

ドイツのPOST Tube Siemens Ba 最初期型 このBaは、私のコレクションしているSiemens 製の中で最も古いもので、おそらく同社のBa としては最初期型と思われるものです。 ガラスステム内の各引き出し線が白金であることから、1920年代前半の製造と思われます…

フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その15

写真はラインアンプを前から見たところ。フロントパネルは12mmのアルミ板でサンドブラスト処理後 にアルマイト仕上げ、リアパネルとサイドパネルは一体構造で1.2mmステンレス板の鏡面仕上げです。 前回は、部品のレイアウトについて少しお話しましたが、シャ…

フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その14

写真は、製作途中のBa-EC88によるカスコード型ラインアンプです。 今回のラインアンプから、トランスケース、シャーシーも含め全て図面から起こしました。 特にシャーシーは理想を追い求めると、どうしてもオリジナルになってしまいます。 シャーシーを設計…

田植えのシーズン

里山も緑が濃くなり、今年も田植えのシーズンがやってきました。 小さかった苗も立派に大きくなり、私も今日から田植えです。 この一ヶ月ほどは雨が降らない限り田んぼへ出かけて、田植えの準備に追われる毎日でした。 最近は機械も優秀ですし手を抜こうと思…

フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その13

写真は、Siemens EC88 Valvo E88CとTelefunken EC8010です。 今回からは、前回、提案した2種類のカスコード型ラインアンプのうち、カスコード回路の上側管を 傍熱管に変更したものをお伝えしてゆきます。 カスコード回路の上側管を傍熱管に変更する目的は、…

フルレンジスピーカーのための真空管アンプの設計と製作、その12

前回まで、ドイツPOST Tube を使用した直熱管カスコード型ラインアンプの試作品の検討を お伝えしてきました。カスコード型ラインアンプは、まだクリアーしなければならない課題は あるものの音的には非常に魅力的なものを持っていることが確認できました。 …

ドイツのPOST Tube Siemens/SIF Ba

Siemens の初期の頃のBaです。 ゲッターのため見え難いですが、ガラスピラーでニッケルプレートなどを支える構造で とても美しい真空管です。 実はこのBa、Siemensの軍箱に入っていますが、製造はフランスのSIF社によるものです。 ドイツのSiemens社とフラン…

FUNKWERK LEIPZIG L2459PT フルレンジスピーカー

VEB FUNKWERK LEIPZIG L2459PT このフルレンジスピーカーは旧東ドイツで製造されたもので、一般的には一括りに RFTと呼ばれているユニットですが、 FUNKWERK LEIPZIGは主に放送機器の製品を 製造してた優れたメーカーです。 このL2459PTの口径は25cmで、主に…